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起業直後のIT選びは「後回し」にするほど選択肢が狭まっていく

会社を立ち上げた直後は、やることが多すぎてITツールの選定は後回しになりがちです。「とりあえず今あるもので動かそう」「もう少し落ち着いたら考えよう」——その気持ちはよくわかります。

ただ、実は創業直後こそITを決めやすいタイミングです。この記事では、後回しにするとどんな問題が生じるのかと、最初に考えておきたいポイントを整理します。

立ち上げ直後がITを変えやすい、たったひとつの理由

創業直後には、使い始めたITツールにほとんどデータが入っていません。ファイルも少なく、チャットの履歴も短く、会計の記録もこれから始まる状態です。

この時期に「やっぱり違うサービスにしよう」と思っても、移行の手間はほぼゼロです。学習コストも低く、メンバーもまだ少ない。つまり、もっとも自由に選択できる状態にあります。

半年後、1年後になると話が変わります。そのサービスにデータが積み上がり、チームがツールに慣れ、業務フローに組み込まれていきます。そうなったとき「やっぱり変えよう」と思っても、移行に時間とコストがかかり、現実的に「変えられない」状態に近づいていきます。

「後回し」にしたまま進むと何が起きるか

多くの場合、創業直後は「無料で使えるもの」から始めます。それ自体は問題ありません。ただ、気づかないうちに3つの変化が起きていきます。

  1. 無料プランの上限に当たる:ストレージが満杯になる、過去のメッセージが見られなくなる、機能が制限されるなど、有料プランへの移行を促される
  2. 人数が増えるにつれてコストが比例して上がる:多くのSaaSは「1人あたり○○円/月」の課金体系です。創業時には気にならなかった費用が、5人・10人と増えるたびに膨らんでいきます(詳しくは「起業時のITツール選び、人数が増えるたびにコストが跳ね上がる"罠"」をご参照ください)
  3. データの移行が現実的でなくなる:蓄積された会話履歴・ファイル・会計データをすべて別のサービスに移すのは、業務を止めながら行う大きな作業になります

「後で変えればいい」という前提が崩れるのは、この3つが組み合わさったときです。

最初に確認しておきたい3つの視点

ITツールを選ぶ際に、創業期から意識しておくと後が楽になる視点があります。

① 人数が増えたとき、費用はどう変わるか

「1人あたり月額○○円」の課金体系か、「何人でも月額定額」かを最初に確認しましょう。人数課金のサービスは、チームが育つほどコストが膨らんでいきます。

② データをいつでも取り出せるか

そのサービスを解約するとき、データをどう持ち出せるかを確認しておきましょう。エクスポート機能がない、または独自形式でしか保存できないサービスは、後の選択肢を狭めます。

③ 会社の成長に合わせて「管理」できるか

メンバーが増えると、アカウントの追加・削除、権限の管理が必要になります。それを自分でできる構造になっているかも判断材料になります。IT担当者がいない会社ほど、管理がシンプルなサービスを選ぶことが重要です。

「後から増やす」より「最初からまとめる」という考え方

チャット・ファイル共有・会計ソフトをそれぞれ別のSaaSで始めると、後から増えたサービスのぶんだけ管理コストも増えていきます。創業直後に選んだサービスが、半年・1年後に「変えたくても変えられない」壁になる可能性もあります。

一つの選択肢として、業務に必要な機能が最初からひとつにまとまったシステムを選ぶという考え方があります。機能が統合されていれば、ツールが増えるたびに管理の手間が増える構造を避けられます。

Orcinus:創業期から使える「全部入り」の業務基盤

Orcinusは、チャット(Mattermost)・ファイル共有・会計(Hieronymus)が1台の社内サーバーにまとまった業務基盤です。月額は人数に関係なく¥11,000(定額)で、チームが10人になっても20人になっても費用は変わりません。

各サービスのユーザー管理はそれぞれ行う必要がありますが、すべてが社内の1台に集約されているため、全体像を把握しやすくなっています。「置いて繋ぐだけ」のセットアップで、IT担当者がいない会社でも運用できます。

創業直後にITの方向性を固めるのは、あとで考えるより今の方が圧倒的に簡単です。選択肢が多く、データが少なく、変更のコストが最も低い今のうちに、長く使えるインフラの方向性だけでも考えておく価値があります。

会社を立ち上げたばかりの方に、まず知っておいてほしいこと

チャット・ファイル共有・会計が1台にまとまり、人数が増えても月額が変わらないOrcinus。創業期からの導入で、後からの「変えにくい」を防ぎます。

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